2022.09.28
この記事がオススメな人
- 外壁リフォームを考えているが、どの方法が良いか?情報収集している人
- 外壁塗装を考えているが、基本的な知識を知りたい人
- 外壁塗装以外に有効な方法はないか?知りたい人
こんな疑問をお持ちの方へ向けた情報を掲載しています。ぜひお読みください。
マイホームを建てて10年あまり経過すると、だんだん気になる点が家のあちこちに出てきます。なかでも風雨にさらされる外壁・屋根は色落ち・ひび割れなどの症状が見え始めます。
これらをそのまま放置しておくと、外壁内部の断熱材や柱が腐ったり・シロアリ被害に遭いやすくなるなど、深刻な事態へつながることから、補修や修繕は欠かせないものです。
ところで、外壁リフォームの代表といえば、外壁の塗り直し(外壁塗装)でしょう。あなたの住まいが、ある程度年数を重ねていれば、塗装業者のチラシが投函されていたり、営業マンの訪問を受けた経験が少なからずあるはず。そうした経験や、周囲の家が塗り直しているのを見ると「我が家もそろそろ?」と考え始めるのではないでしょうか?
もちろん、塗り直しは最も有効なリフォーム方法の一つです。とはいえ、あなたの住まいに対する考え方やライフプランによっては「最善ではない手段」かもしれないのです。
この記事では外壁の塗り直し(外壁塗装)における特徴とメリットに加え、それ以外の有効な外壁リフォーム方法についての情報をお伝えします。
「我が家の最善な外壁リフォーム方法はなんだろう?」と考える機会になれば嬉しいです。
目次
外壁塗装の基礎知識
塗り直しを検討する際、見積もり価格に大きく影響するのは「塗料の種類をどうするか?」です。外壁で用いられる塗料の種類は数多くありますが、大きく次の3種類に分類されます。
種 類 | アクリル塗料 | シリコン塗料 | 無機塗料 |
耐久年数 | 約5~7年 | 約7~10年 | 約15年~ |
価 格 | 100~120万円 | 130~160万円 | 160~180万円 |
アクリル塗料・・・安価で施工性にすぐれた塗料
安価で塗装時の伸びが良いことから、施工しやすいのが特徴です。シリコン塗料が一般的になるまでは最も普及していましたが、シリコン塗料と比較して耐久性や防汚性で劣ることから、現在は雨どいや手すりなど、付帯部品の塗装で用いられることが多いです。
シリコン塗料・・・コスパに優れた最もスタンダードな塗料
コストと耐久性のバランスに優れており、現在最もスタンダードな塗料として普及しています。多くのメーカーが豊富なラインナップを揃えており、選択の幅が広いです。塗膜が固く伸びが少なく、外壁材質との相性が悪いとひび割れを起こすため、塗装会社の力量が現われやすいです。
無機塗料・・・強度・耐久性ともに最強の塗料
ガラスや金属・鉱物など、無機物を主成分とする塗料です。紫外線による分解や苔などの繁殖がしにくいため、耐久性や美観性にすぐれています。他の塗料と比べて高額なため、短いスパンで塗り替えできない大規模な建造物で用いられるケースが多いです。
外壁塗装の耐久年数は?
上の表から各塗料の特徴とおおよその耐久年数をまとめましたが、住宅塗装で一般的に多く用いられるシリコン塗装で10年程度。つまり、10年後には再び塗り替えのサイクルがやってきます。
ここで大切なことは、単に見積もりの高い安いだけでなく、塗り替え後の将来何年くらい先までこの家に住み続けるか?その点も考慮して選択することが重要です。
例えば、最も安価なアクリル塗料と無機塗料では1.5倍以上の価格差がありますが、15年住む場合はアクリル塗料では2回めの塗り替えが必要となる一方、無機塗料であれば塗り替えの必要はないため、明らかにコストパフォーマンスは高くなります。
もう一つのリフォーム方法・・・カバー工法とは?
外壁を塗り替える際の基本的な考え方はご理解いただけましたか?
次に、もう一つ外壁リフォーム方法「カバー工法」について紹介していきます。
「カバー工法」と聞いてもピンとこない方も多いでしょう。それも無理はありません。なぜならカバー工法は”ある理由”により、あまり普及していないからです。
その理由はのちほどお教えしますが、まずはカバー工法について、かんたんにご紹介します
カバー工法は、今ある外壁に外壁パネルを貼る(カバーする)工法です。ここで用いる外壁パネルは金属製で非常に薄く・軽いため既存の壁への負荷はわずかであるだけでなく、むしろ断熱性や耐震効果があがると言われています。
カバー工法の耐久性は?
カバー工法の耐久年数は30年!最強の塗料・無機塗料と比較しても約2倍の耐久年数です。
これは築10年経過したタイミングにカバー工法でリフォームすれば、通算40年持つ計算です。
仮に35歳時に新築した家なら、そこから40年後の75歳までイケる・・・お子さんの世代に引き継ぐまでにも十分な年数と言えるのではないでしょうか?
カバー工法と外壁塗装のコスト比較
カバー工法の施工単価は230〜250万円(外壁面積が130㎡の場合)で、塗り替えより割高です。スタンダードなシリコン塗料と比較すると約1.7倍もの違いが・・・しかしライフサイクルコストで考えるとカバー工法がオトクであることは一目瞭然です。
カバー工法にはこんなメリットも
カバー工法は耐久性抜群であり、ライフサイクルコストにすぐれています。加えてほかにもメリットがあります。
新築のような外観に一新できる
新しい外壁を貼り付けるので見た目は完全に新築!好みに合った雰囲気に一新できます。
地震にも強い
1㎡あたりの重さは約3.5kgと軽量であり、かつ強度が高いので耐震効果があります。
防水・防音・断熱性が上がる
既存の外壁を覆うため、防水性・防音性・断熱いずれの性能も大きく向上します。
カバー工法のデメリットは?
カバー工法にもデメリットはあります。
塗り替えと比較して施工価格は高い
最も高額な無機塗料と比較しても約1.4倍、一般的なシリコン塗料とは約1.5倍、最も安価なアクリル塗装とは2倍以上もの差があります。
カバー工法を行える施工業者が少ない
実は外壁塗装業者と比べ、カバー工法の施工業者は非常に少ないのです。
「外壁リフォーム=塗り替え」というイメージが一般的なのはこれが理由でしょう。カバー工法の施工業者が少ない理由はいくつかありますが、外壁材・屋根材を張り付ける際、壁や屋根・窓枠などの形状に合わせ、正確にカットするのが難しいことが大きな要因でしょう。
ズバリ!あなたに合う外壁リフォームはどっち?
塗り替え・カバー工法それぞれの違いをふまえ、あなたに合う外壁リフォームはどちらが良いのでしょうか?
外壁塗装が合う人
- 今のリフォームに掛ける費用を抑えたい人
- 将来を考え、今の家を15年以上住むことはイメージできずらい人
外壁塗装を選択すべき人は「今回のリフォームコストを抑えたい」と考える人でしょう。将来を見据え、再び塗り替え時期となる10~15年に至る前に住み替え・建て替えをする可能性が高いなら、塗り替えを選択した方が無難でしょう。
カバー工法が合う人
- 将来を考え、今の家を20年以上住む予定の人
- 外観を自分の好きなイメージに一新してリフレッシュしたい人
- 防水性・防音性・断熱性・耐震性能を上げたい人
カバー工法を選択すべき人は「ライフタイムコストを抑えたい」と考える人でしょう。将来を見据え、今後も20年以上は住み続けたいと思うなら、カバー工法が良いでしょう。
また、中古住宅を購入した人や親から受け継いだが、外観のイメージを自分好みにリフレッシュしたいと考える場合にもオススメです。
外壁を張り替えるフルリノベーションと比べ、手軽で安価に行えるからです。
カバー工法をもっと知りたくなったら?
いかがでしょう?あなたに合う外装リフォームは決まりましたか?
この記事を通じて、カバー工法についてもっと深い情報を得たいと思ったなら、ぜひ私たちにご相談ください。
私たちカケソーは、カバー工法を自社施工できる数少ない業者の一つです。新築住宅の外壁工事をはじめ30年以上にわたり、数多くの住宅を手掛けてきました。カバー工法を自社施工できるということは「カバー工法を安く高品質に提供できる」ということです。
加えて、この秋には掛川市にカバー工法について「見て触れて納得して選べる」をコンセプトしたショールームをオープンしました。ここには530種類の外壁・屋根材を完備しており、それぞれ組み合わせを住宅模型で見ることでカラーや質感、肌触りを確かめることができます。
パソコンのシミュレーションだけでは再現しづらい光の当たり方による質感の違いや、見た目の質感などをお客さま自身の目で見て触れることができます。
もしあなたが、後悔しない外壁リフォームをしたい!と思うなら、まずはカケソーにお声掛けください。
Information
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