2022.10.25
こんにちは、カケソーのスズキです。
今回は外壁・屋根をリフォームする際、リフォーム業者が必ずおこなう現調・・・正確には現地調査についてです。
現地調査は外装リフォームを検討しているお客さまの家に訪問し、現状どんな状態か?リフォームするのにどの程度の予算や期間がかかるのか?お見積りを出すための下見ですね。
この記事では、現地調査においてわたしたちはどんなところをチェックしているのか?調査をふまえ、どのような提案をするのか?について触れていきたいと思います。
1.現地調査とは?
現地調査は、経年劣化により傷んだ外壁・屋根をリフォームするうえで必要な作業内容や作業に要する時間・予算を算出するため、下見調査を行なうことです。
お客様のご自宅を訪問し、家の状態はもちろん、家の周辺や敷地周辺もチェックします。その理由はあとで触れますが、これらの作業をおよそ30分から1時間程度かけて行なっていきます。
2.現地調査が不十分だとどうなる?
現地調査はリフォーム業者にとって大変重要な工程ですが、それはお客様にとっても同じです。なぜなら、外壁リフォームに限らずリフォームにまつわるクレームやトラブルは少なくありません。むしろ”クレーム産業”などと揶揄されるほど多くありますが、それらの多くが「現地調査が不十分だった」ことに起因することだからです。
ちなみに、現地調査が不十分であることに起因するトラブルは、以下があげられます。
2-1.着工後に追加工事や費用がかかることが発覚する。
住宅リフォームにおけるトラブル事例ナンバーワンは、着工後に業者から追加費用がかかると言われることです。確かに住宅リフォームの工事は「やってみないと分からない」部分があるのも事実・・・とはいえ、それではプロとは言えません。
屋根や外壁の材質や施工の状態をつぶさに観察していれば、そうしたトラブルは防ぐことができるのがほとんどです。
もちろん、調査を行う人のスキル・経験がものを言うのは言うまでもありません。
2-2.施工した材料本来の性能や耐久性を発揮せず、トラブルが再発する。
近年は塗料や建材いずれも機能性・耐久性の面で進化しています。しかし、そうした材料も今ある壁や屋根の材質によっては、相性が悪いケースがあります。
相性が悪い素材同士を組み合わせてしまうと、10年以上の耐久性があると見込んで施工したのにたった数年で劣化してしまうケースもあります。
2-3.同時に施工しておくべき箇所のリフォームを改めて行うハメに
屋根・外壁いずれもリフォームを行う際には、必ず作業員が行き来したり、安全に作業を行えるよう、足場を組みます。
実はリフォームにかかる費用のうちの何割か、金額でいうと20~30万円程度が足場の設置~撤去に掛かるのです。
となると、例えば外壁をリフォームしようと考えていたものの、実は屋根も修繕する必要が高かった場合、同時に施工することで足場料金を抑えることができるのです。
もちろん、その時に施工する・しない、の判断はお客さまが決めることができます。
そうした「気づき」を提供できるのも業者の能力だと言えます。
現地調査で準備しておくべきもの
現地調査を行う上でお客さまが予めご用意いただくものは基本的にはありません。
あると助かるものとしては、家を建築した際の図面です。
図面が手元にあれば調査時間を短縮することができます。
現地調査は基本的に日中おこないます。大事なお家のことなので立ち会いを希望される方が多いですが、お任せいただければ必ずしも立ち会いは必要ありません。
現地調査の流れ
①お電話やショールームにて簡単なヒアリング
お家に伺う日時を決めます。また、どういう部分が気になっているのか(ひび割れなど)事前にお悩みを確認しておくことで当日の調査がスムーズに。小さな傷ひとつでも気になることがあれ ばお気軽にご相談ください。
②【当日】お家の面積や長さの確認
正確な面積をだす為、実際にメジャーを使いながらお家の幅や高さを測定をします。
③室外機がどこにあるかや足場が組めるかなどお家の周りを確認
室外機の位置などまではお家の図面には記載されていません。
その他にも足場が組めるかなど図面だけではわからない部分も実際にお家を見てしっかり確認する必要があります。
④ひび割れやコーキング材が劣化していないかなど細かい部分もしっかり確認
ひび割れなど劣化があるとそこから雨がしみてしまったり雨漏りの原因につながることもあるため、細かい部分も丁寧に確認していきます。
⑤壁や屋根の傷み具合などを確認
壁や屋根の傷み具合によっては、10年耐久の塗料でも10年経たないうちに劣化してしまうことも。しっかり確認してお客様に最適な案をご提案します。
⑥【後日】お客様と打ち合わせをします
しっかり確認した現地調査をふまえ、お客様にご案内をします。
お家の状態や予算、それぞれの希望をしっかりヒアリングしながら最適なご提案をいたします。
現地調査をふまえ検討すべきポイント
チョーキング現象などが起きていないか
塗装が劣化している状態のため、耐久性や防水性など本来の機能が低下してしまっています。
壁や屋根に亀裂が入っていないか
壁や屋根にヒビがあるとそこから雨水が染みてしまい雨漏りの原因になることがあります。
瓦や屋根材がズレていないか
瓦や屋根材にズレがあるとそこから雨水が侵入するだけでなく、地震などの際に落下してしまう危険性があります。
コーキング材の劣化はないか
ゴムが固くなりひび割れたり伸びてしまっている場合は、そこから雨水が侵入してしまう可能性があるため早めのメンテナンスをおすすめします。
壁や屋根の劣化具合はどうか
色褪せやくすみ、塗装の剥げなどがある場合は本来の防水性能を発揮できない可能性があります。
最後に
いかがでしたか?
費用を抑えたい人や外観を一新したい、耐震性をあげたいなど外壁リフォームを考える理由は一人ひとり違うはず。
しっかりとコミュニケーションをとりながら進めていきます。
そして実は…
施工できる業者が少ないため余り知られていませんが、リフォームには塗装だけでなくカバー工法という方法もあるんです。
あなたのライフスタイルやお家の状態によってはカバー工法の方が合ってるかもしれません。
30年以上の実績と経験に基づいたカケソーなら塗装だけでなくカバー工法まで幅広く対応できるため、あなたの要望に合わせた最適なご提案が可能です。
安心してお任せください。
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