2023.03.20
こんにちは!カケソーです😊
築30年の建物の屋根は、補修や棟交換といったメンテナンスをしていても、寿命を迎えるといわれています。築30年を超えている場合、本来リフォームは2度目、3度目となっているのが望ましいですが、実際には修理でやり過ごし、どうにか持ちこたえている屋根も少なくありません。大きな修繕を避けるには、こまめなメンテナンスが必要不可欠です。
1. 30年前における屋根材の特徴
今から30年前ということは、1990年代あたりになります。1990年代の住宅における屋根材の特徴としては以下のような点が挙げられます。
- 屋根材として用いられる材質は「瓦」「スレート」が主流
- 瓦は粘土瓦(陶器瓦・いぶし瓦)と言われる焼き物が中心
- スレートはアスベストを含む化粧スレートが中心
続いて、当時の主流であった「瓦」「化粧スレート」それぞれについて解説していきます。
瓦について
現在はセメントを主原料とした軽量瓦が多く用いられていますが、30~40年前は粘土瓦(陶器瓦・いぶし瓦)といった粘土質の焼きものが主流でした。
陶器瓦は、焼き物の表面を覆うガラス質の液体である釉薬を塗り焼き上げたもので、現在の一般住宅でよく使われています。
瓦の形は日本瓦から洋風瓦まで幅広いデザインがあります。
いぶし瓦は、釉薬を塗らずに素焼きしたもので、日本の伝統的なお寺や日本家屋で使用されているグレー色の瓦です。お寺の瓦がイメージしやすいです。
化粧スレートについて
化粧スレートは、商品名のカラーベストやコロニアルと呼ばれることもあります。
30~40年前までのスレートは主にセメントで作られた化粧スレートが一般的でした。
当時のスレートはアスベストが含まれていたため、耐久性・断熱性ともに高く安価であったことから、日本の一般的な家屋では主流の屋根材として使用されていましたが、健康被害をもたらすということから2004年に製造が全面禁止されました。
2020年頃から建築物の解体やリフォーム時期のピークを迎え、心配されています。
アスベストは、そこにあると直ちに問題になるというわけではなく、飛び散ること、吸い込むことが問題です。屋根材に使われているアスベストは、セメントと混ぜて固定されているため、砕けたり極端な劣化がない限り飛散することはないと言われています。
2. チェックポイント
瓦屋根におけるチェックポイント
瓦は耐久性が高く、経年による材質変化も少ないため、長く使用することができますが、気をつけるべきポイントもいくつかあります。
ここではチェックすべき点について書き出してみます。
- 瓦のズレがないか?
- 瓦のワレがないか?
- 瓦のめくれがないか?
- 漆喰の劣化がないか?
ここで上げた要因の多くは台風などの強風による飛来物の衝突や、地震によるものがほとんどです。瓦のズレやワレ、めくれは雨漏りの原因となるため、早期の修繕が必要です。
漆喰は、棟瓦を固定している消石灰を原料とする塗り壁の部分で、雨が内部に侵入しないようにする役割があります。漆喰の寿命は7-10年ほどで、劣化が進むとひび割れを起こし、そのまま放置するとどんどん欠けていってしまいます。
そこから雨水が侵入したり、地震の揺れで大きく割れてしまったりするため、早めのメンテナンスが必要です。
化粧スレートにおけるチェックポイント
- スレートにヒビはないか?
- スレートの欠けはないか?
- カビ、藻、苔の発生はないか?
- スレートの色あせはないか?
スレート屋根の塗装が剥がれて防水性が切れると、主成分のセメントが水分を吸収してしまいます。
コーティングされていないスレートは、雨水の吸収による膨張と、太陽光での乾燥による収縮を何度も繰り返し、ひび割れを起こすことがあります。ひび割れが発生すると、その隙間から住宅の内部へ雨水が浸入してしまい、雨漏りのリスクが高くなります。加えて、ひび割れを放置すると割れてしまい、滑落することもあります。
カビや藻、苔の発生もスレート屋根の塗装が剥がれて防水性が落ちてきているサインです。
常に湿気がいっぱいの状態になりやすい日陰の屋根で発生しやすい事象です。
また、色あせもスレートに塗られていた塗料が紫外線などにより劣化している状態で、屋根自体が水分を吸収しやすい状態になっています。
3.リフォーム方法
瓦屋根におけるリフォーム方法
瓦屋根のリフォームは、基本的に葺き替え工事をおすすめします。
葺き替え工事とは、既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材に張り替える工法です。
下地部分も補強するため内部劣化の補修もでき、機能性も高まるといったメリットがあります。その反面費用が高額になり、工期も長くなるというデメリットもあります。
瓦屋根の住宅は築30年を過ぎているケースも多く、雨漏りなど劣化が激しい状態も少なくありません。 また、瓦屋根は他の屋根材に比べ重いため耐震性や機能性を考慮すると葺き替え工事がおすすめです。
化粧スレートにおけるリフォーム方法
【塗装】
劣化が始まる前なら塗装もできますが、劣化が進行していたり雨漏りしているようであれば塗装はできません。
【葺き替え】
前述したように、扱い方を間違えなければそのまま使用し続けても問題のないアスベスト入りスレートですが、アスベスト自体を完全に撤去して安心して暮らしたいという方には葺き替え工事も良い選択といえるでしょう。ただ、アスベスト屋根材の処分には、取り扱い資格も必要であるなど取り扱いの難しさに加え、通常の屋根材の処分費に比べ約3~4倍と費用も高額です。
【カバー工法】
カバー工法とは、既存の屋根の上から新しい屋根材を張るリフォーム方法です。その構造から、別名「重ね張り」とも呼ばれています。
高額な処分費を抑え、アスベストの飛散防止にもなることから、アスベスト入り屋根材のリフォームにはカバー工法がおすすめです。
今回は、築30年の住宅屋根についてまとめてみました。
リフォームの参考になれば幸いです。
屋根リフォームをご検討の方へ
屋根リフォームは、一般的に「塗装」「葺き替え」「重ね張り※」の3つ。
※カケソーでは”カバー工法”と呼んでいます。
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